1学期が終わりました!みなさん、お疲れさまでした!夏休みが始まりました。この夏休みの解放感!したいことを優先的にできる自己決定感!すばらしい!
さて一旦落ち着いて、今回はリーダーシップについてです。リーダーシップと聞いて、みなさんはどんなイメージを持たれますか?私は長らく「リーダーシップ」について勘違いをしていました。
こんにちは。BigWaveといいます。公立中学校の現役教頭です。奇妙な生態を持つ教師「教頭」。そんな「教頭先生」の頭の中を公開します!

→全員参加のリーダーシップ
まずリーダーとリーダーシップの違いですが、これをハッキリさせておくと考えやすいので、始めに確認しておきます。
これまでクラス替えや班替えで、リーダーと言う言葉をよく使っていました。みんなに一目置かれていて、「こいつの言うことなら仕方ないな」とみんなが思ってしまうような、そんな存在感がある人です。
元気いっぱいのタイプから思慮深いタイプまで、いろんなタイプがいますが、基本的に先頭に立って、みんなを引っ張っていく、またはみんなの心の拠り所となるようなイメージです。生徒会会長、学級委員長、クラブの部長等です。
この例からも分かる通り、リーダーは役割や立場のことです。教職員間で言えば校長先生がこれにあたります。
一方のリーダーシップですが、周りのみんなを動かす言動や目標達成のための影響力のことです。リーダーシップを発揮する人はリーダーである必要はありません。生成AIにリーダーとリーダーシップの違いを聞くと、分かりやすく解説してくれます。
前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。
「学校には校長と言うリーダーがいて、校長がリーダーシップを発揮する。」そんなイメージが強いように思います。私もそう思っていました。保護者はもちろん世の中全体としてもそう捉えられているように思います。みなさんが持つイメージはどうでしょうか?
でももし仮に校長がトップダウン的な思考で、リーダーとしてリーダーシップを発揮したら、短期的には成果が出ることはあっても、持続可能な職員室にはなりません。
リーダーによるリーダーシップの発揮は諸刃の剣です。取組を強烈に推し進めることができますが、メンバーの成長は抑制されます。
素晴らしいリーダーシップを発揮する校長がいる間は、目に見えて成果が生まれるが、その校長が転勤すると停滞・後退する。そんなことがよく起こります。
リーダーが変わっても、メンバー全員で引き続き目的に向かって進んで行けるなら、持続可能な職員室が実現します。
そんな職員室になるためには、校長が発揮するリーダーシップの中身を捉えなおす必要があります。
校長先生は経験が豊富とは言え、学校現場全ての業務に精通しているわけではありません。生指、人事、教育課程等、校長先生には得意分野があります。そして逆に得意でない分野もあります。ICTなんかは最たる例です。
そもそも多種多様な学校業務全てで、校長先生がリーダーシップを発揮することは不可能です。まして 着任1年目の4月からそんなリーダーシップを発揮することも不可能です。

現場の状況に沿って考えれば、各学年や各分掌の部長の先生にリーダーシップを発揮してもらわないと学校は回りません。さらに言えば、各学年・各分掌内の各担当者にも、担当業務でリーダーシップを発揮してもらいたいです。
「管理職だから、リーダーだからリーダーシップを発揮する。」と言うよりも、その業務の担当者だからや専門性があるからリーダーシップを発揮すると考えた方が、学校の実情にマッチしています。
この考え方は、「分散型リーダーシップ」と呼ばれているそうです。この考え方を教職員間で共有し、「自分もリーダーシップを発揮している。」と捉えて取り組んだ方が、主体性や専門性も向上しそうです。
そして直接生徒と接する先生方が、リーダーシップを発揮する経験を日常的にすることは、子どもたちのリーダーシップ育成にも大きな影響を及ぼします。
そう考えると、リーダーである校長先生が発揮すべきリーダーシップはどうあるべきなのでしょうか。
文科省も「校長のリーダーシップの下・・・」といった表現を使います。ここでいう「校長のリーダーシップ」って何なのでしょうか。
メンバーの成長や持続可能な職員室実現を考えると、教職員がリーダーシップを発揮できる環境が必要です。特に誰でも意見を表明できる心理的安全性の向上と、新規事業の実現性を高める決裁フローの整備は必須です。
教員のリーダーである教頭として、私は職員室のメンバーが分散型リーダーシップを発揮できる環境作りに自分のリーダーシップを発揮したいです。