122.実践的な研修とは?

マインドセット

前回に引き続き、NITSの研修マネジメント力共同開発プログラムについてです。

どんな研修か興味津々だったのですが、フタを開けでビックリ、研修の枠組みは決まっていますが、中身については自分たちで創造していく、そんな研修でした。

こんにちは。BigWaveといいます。公立中学校の現役教頭です。奇妙な生態を持つ教師「教頭」。BigWaveのアジトはそんな「教頭先生」の頭の中を公開する教頭ブログです。

→協働的に考えるミーティング

研修の目的は「研修観の転換を参加者と協働的に開発し、実践的なコミュニケーションを醸成していくこと」と実施要項に書かれていました。

とは言え、これを読んで「なるほど!」となる訳でもなく、ただ学校で研修をすることに課題を感じていたので、ちょうどいい研修を見つけたと言った感じでした。全てオンラインで実施と言うのも非常に魅力的でした。

さらに日本全国で教員の研修観を転換しようと最前線で取り組んでいる人たちは、どんなことを考えているのかにとても興味がありました。そんな最前線の空気をちょっと吸いたいなと、そんな気持ちもありました。

この研修ではホームグループと呼ばれる参加者4名とファシリテーター1名のグループと、時々校種や立場(役職?)等で分けられたクロスグループに分かれて意見交流を行いました。

このシステムが非常に効果的でした。

毎回研修の始めは、ホームグループのメンバーで集合します。全くの見ず知らずの方たちだったので、1日目の最初の集合時は、みんな様子を見ながら自分のどこまでを出していいのか探っている感じでした。

私も学校での業務中は自分が考えていることを細かく話さないようにしていたので、どこまで全力で話していいのか手探り状態でした。

そういった一連の儀式(?)を経た後は、メンバーが自分の状況や困りごとを共有してくれるようになりコミュニティが形成され、運営側が「ホームグループ」と名付けた意味が分かるようになりました。

ホームグループでは、研修の企画運営に悩んでいる方や、教員の育成やサポートにチャレンジされている方など、私が知らない世界で奮闘されている方たちの話が聞けて、自分の視野が一気に広がった感じがしました。

自分自身、教職員の研修への主体性向上などをテーマに試行錯誤しているのですが、悩んでいることなどを相談できる場所にもなりました。

またクロスグループに行く前に、ホームグループでセッションすることで、自分の考えをまとめることができたのも非常にありがたかったです。

ホームグループの後にクロスグループに移動するのですが、こちらは全く立場が違うメンバーのグループになったり、逆に似たような立場のメンバーでグループになったりしました。考えが偏らないようにしたり、逆に専門性を磨けるような工夫がされていました。

最後のクロスグループには、自分と同勤している協働者も参加し、具体的な現場での日々のチャレンジについて話を深めることができました。

このクロスグループでのセッションの中で、同じく中学校で教頭をされていた方のお話が非常に魅力的でした。

中でも猛烈に同感したのは、ミドルリーダーの育成です。ますます若返る学校現場の教職員集団が、いかに持続可能な集団になっていくのか?一つの打開策が、若い先生をミドルリーダーとして育成していくということでした。

ホームグループクロスグループでは、次年度初っ端から取り入れていきたいことを、幾つもいただくことができました。合計3日半をオンライン研修に充てるのは、正直思い切りがいったのですが、それに見合う以上の内容で非常に満足しています。

これまでオンラインの研修と言うと、一方的な講義形式という思い込みがありましたが、今回の研修はその思い込みをぶち破ってくれました。今回の研修はの目的「研修観の転換を参加者と協働的に開発」は個人的には達成できたと感じています。

今更ですが、今回参加したのは「研修」ではなく、研修をどのように企画・運営すればいいのかをみんなで考えてみるミーティングでした。そんな創造的な取組みを次年度、自校で展開していこうと考えています。

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