126.新しい教頭先生へ(後編)

人材育成

慣れない職場に慣れない仕事。緊張、ワクワク、不安にイライラ。

ストレスを無くすことはできませんが、教頭1年目の不安を少しは減らすことはできるかもしれません。前編に引き続き後編です。

こんにちは。BigWaveといいます。公立中学校の現役教頭です。奇妙な生態を持つ教師「教頭」。BigWaveのアジトはそんな「教頭先生」の頭の中を公開する教頭ブログです。

→育ててもらえる教頭

3.分からない!と周りを頼る
3月までは専門性を発揮して現場でリーダーシップを取られてきたと思いますが、着任してからしばらくは、「分からないことが分からない状態」です。久しぶりにそんな感覚に浸ることができます。

そんな教頭のソワソワ感MAXの内面を知ってか知らずか、追い打ちをかけるように先生方が質問をしてきます。

「○○のカギはどこですか?」

みなさんはどう答えますか?「なぜこの人はついさっきこの学校に着任したばかりの私にカギの場所を聞くのか?」という疑問が湧いて出てきます。

「すみません。来たばっかりで知らないんです。どなたかご存じの方いませんか~!?」

これで良いと思います。一緒に学校の知らない部分を発見していく過程にすれば、自分にもメリットがあります。

着任した学校の生徒指導方針、カリキュラム、給食のアレルギー対応など、まだ分からないことが山ほどあります。聞かれて分からなければ、その都度、聞きに来た人と一緒に担当者を探すのがいいです。

担当者から教えてもらえば、聞きに来た人の課題も解消できて、教頭の学びにもなって、誰が担当者かを確認出来て、担当者の専門性も向上します。一石四鳥です。

さらに「分からない」を職場全体で解消できる心理的安全性も向上します。良いことだらけです。

やらない方がいいのは教頭の「知ったかぶり」です。デメリットしかありません。(詳しくは「教頭先生へ 着任」)

4.〆切は守る
先生方との約束を守るにもつながりますが、逆もまたしかりです。教育委員会への提出期限を守りましょう

毎日、大量のメールが教育委員会から届きます。ちょっと目を離したすきに、すぐに100通くらい溜まります。どこかの官庁からのポスターの掲示依頼や自治体のプリント配付依頼等、さっと目を通せば良いものも多いです。

しかしその中に〆切が設定された提出物があります。

4月当初に届く〆切ありの提出物は、この1年学校を運営するにあたっての土台となる報告書や計画書の作成、調査依頼です。これらを提出しないと学校が軌道に乗りません

後回しにせず、すぐに校内の担当者と話をして、作成に取り掛かってください。前任の教頭先生が段取りをしてくれているものもあると思います。

〆切日と提出日を混同している先生もいるので、「〆切までにお願いします」と一言添えておきましょう。

学校が提出した後に自治体の教育委員会が点検・集約し、さらに都道府県の教育委員会に提出、さらに文科省へとつながるものもあります。

始めの第一歩の学校が提出期限を守らなければ、それ以降全ての段階の担当者が苦しむことになります。

5.息抜きする
慣れない環境に慣れない仕事。全力で前向きに楽しく取り組んでも、やっぱり気持ちが滅入る時があります。また長時間の慣れない書類作成や会議は、意思決定力をそぎ落とし、脳疲労を引き起こします。

そんな時に大事なのは息抜きです。教頭職は自分で時間の調整がしやすいです。疲れたなと思ったら、ぜひ息抜きをしてください。

私はよく息抜きで、ゴミ拾いや施設点検を兼ねて「散歩」をします。敷地外の道路やグラウンド・体育館の周辺、校舎まわりを散歩するといろんな物が見えてきます。

と言うことで、4月当初の雰囲気は感じてもらえたでしょうか?噂以上の忙しさです。「大変だなぁ」と思うことも少なからずあると思います。

教頭2年目以降でも4月は大変な時期です。個人的にはゲームのクエストをクリアするイメージで、楽しみながら毎年頑張っています。

一旦自分で考えて対応しようとするのは良いことですが、上手く対処出来なかったり、適切な判断が出来なかったりすることもあります。そんな時は、校長先生にすぐに相談に行ってください。

校長先生もいつ手助けをしようか悩んでいます。教頭の方からアドバイスを求めれば、校長先生も動きやすいです。

もし着任した学校に、かつて共に働いてきた先生方がいるのなら、それが一番の心強い味方です。知っている先生がいるだけで安心感があります。

今年度、教頭として新しいスタートを切るみなさんは、これまで多くの先生方をサポートされてきたことと思います。それがここで活きてきます。「情けは人の為ならず」です。

今年は教頭1年生現場の先生方に育ててもらえる教頭はどうですか?

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