47.やってみた「生徒集会でのお話」

やってみた

みなさんの学校では生徒集会がありますか。勤務校では生徒集会で毎回校長先生からのお話があります。

しかし校長先生が朝から出張に行く日と重なると、代わりに教頭が話をすることになります。

そんな機会がついにやってきました。持ち時間は最大10分。久しぶりに生徒の前で話ができるとあって、ちょっとテンションが上がりました。

こんにちは。BigWaveといいます。公立中学校の現役教頭です。奇妙な生態を持つ教師「教頭」。そんな「教頭先生」の頭の中を公開します!

  • 生徒に話していると見せかけて…

全校生徒の前で話をするのは3年ぶりです。せっかくもらった10分なので、先生たちが「静かに。」なんて言わなくても、生徒たちが興味深く聞いてくれるようなトピックがいいです。

そこで今回選んだお題は「なぜ、勉強はおもしろくないのか?」にしました。

簡単に言うと「内発的動機付け」のお話です。10年後にどんな自分になりたいかを真剣に考えたら、今の自分にも真剣になれる。といった内容です。

今回の話はもちろん生徒に対してです。でももう一つ。先生に向けての発信の場としてもかなり意識しました。

昔、集会で舞台上を動き回り、生徒に熱く語りかける校長先生がいました。

私自身、ちょっとドライなところがあるので、「こういう伝え方もいいな。」と思ったのを覚えています。

いつもは時短を意識して、ICTなども活用し、なるべく効率よく話をすることを心掛けています。でも今回は10分間じっくり話をすることができます。

集会は「話を聞くための場」なので、先生方も何の気兼ねもなくゆっくり話を聞くことができます。先生方に伝えたいことを伝えられる絶好の機会です。

これから大人になる生徒に必要な力は、今の大人にも必要です。まして、子どもたちの成長を見守る教師ならなおさらです。

これまでは「生徒に学習内容を教える」のが教師という職業でした。しかしこれからは違います。主体的な学びAIのコラボは、確実に教育観の大きな転換をもたらします。

これまでの50年で起こった変化以上の変化が、今後10年で起こります。10年後の教師はいったいどんな職業になっているのでしょうか。

「これまでの教育」「これからの教育」、そして「そこで働く自分」について真剣に考えることができたら、今の自分についても真剣に考えられると思います。そんな思いを込めて、集会で話をしました。

みなさんは10年後の教師について考えたことがありますか?

1学期最後の終業式の日。思いがけなく、2回目のチャンスをもらうことができました。今回のテーマは「なぜ、夏休みの終わりに多くの宿題が残っているのか。」これで行きたいと思います。

1学期が終わり夏休みが始まります。自分磨きの絶好の機会ですね。

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