前回の続きです。
こんにちは。BigWaveといいます。公立中学校の現役教頭です。奇妙な生態を持つ教師「教頭」。そんな「教頭先生」の頭の中を公開します!

自分史上最高
この半年でやってきたことは、そのほとんどがこれまでに一度ならず取り組んできなことです。今年度やり切って次年度の「当たり前」になれれば、再現性があると言えると思っています。
4~9月に取り組んだ主な取り組みは以下の通りです。今回は残り半分を見ていきます。
- 学校教育目標の共有【意識改革】10%
- 時間外校内自主研修(OFF-JT)【意識改革】30%
- 教頭通信【意識改革】80%
- 教職員が自由に発言できる環境作り【意識改革・環境作り】40%
- 教職員が発信・共有できる場の創出【環境作り】80%
- 用途不明のカギの整理【環境作り】50%
- 教頭の通知表【環境作り・制度設計】30%
- 会議の運用方法の明確化・会議の分散【制度設計】70%
- 提案までのステップ提案、提案フォーマット共有【制度設計】20%
- 施設点検の運用【制度設計】20%
- 給食報告の刷新【制度設計】80%
- 出張届作成アプリの運用【制度設計】90%
教頭の通知表【環境作り・制度設計】30%
これを行う一番の理由は、自分のモチベーションの維持です。教頭が褒められることはほとんどありません。頑張った分のフィードバックをもらえたら、また頑張ろうという気になります。
もちろんそれだけではなくて、もらった指摘を真摯に受け止め改善につなげることと、ついでに評価制度にも使っています。2学期末、年度末とあと2回行おうと思っています。
会議の運用方法の明確化・会議の分散【制度設計】70%
「職員会議は情報共有の場であり、決定権は校長先生、推進会議は決定の補助機関」はかなり浸透しました。10年前ならもうちょっと浸透するのに時間がかかっていたと思います。
推進会議の分散(ミニ推進)も軌道に乗りました。すでの5回実施しました。もともと分掌部会が分散実施(週1)されていたので、相性の良さも味方してくれました。
今では職員会議の案件を余裕を持って議題にあげてくれる部も出てきました。前回のミニ推進では、年度末の会議スケジュールについての提案もありました。少ない推進会議・職員会議のしがらみから解放された感があります。
今はまだミニ推進の議事録を私が取っています。と言ってもAIなので、私も議論には参加できています。この議事録担当を輪番にしたいです。
提案までのステップ提案、提案フォーマット共有【制度設計】20%
「提案までのステップ」と「提案フォーマット」を共有しました。ミニ推進には誰でも提案可能ですが、「できるよ」と言ってもなかなかハードルは高いです。そこで少しでもハードルを下げるために、提案までの流れやフォーマットを作りました。
ただ、まだ私以外でこのフォーマットを使った人はいません。実際に使ってみると、自分の考えをまとめたり何が必要なのかが分かりやすいので、ゼロから提案書を作成するよりも時短になります。もうすでに、フォーマットをもう少し簡素化できるなと考えています。
「提案までのステップ」を踏めば、新しい提案のみならず普段の分掌からの提案も練度が高い提案にすることができます。あ、次の教頭通信のネタはこれにしよっと。
施設点検の運用【制度設計】20%
これは1学期末に施設点検を行うために、全教職員に点検場所を割り当てて点検してもらったところで頓挫しています。
目標としては、戸締りや照明、エアコンなどの管理を担当の方が責任を持って行うようにしたいです。東京の音楽準備室の火事のことを考えると、時々担当外の場所を点検するシステムも組み入れた方が良いかもしれません。
担当者からたくさんの破損箇所等を報告してもらうのですが、予算の関係もあり、修繕が間に合っていません。安心・安全な環境を維持するのって難しいです。
給食報告の刷新【制度設計】80%
これは校内の業務に直接かかわることではないのですが、給食担当(本校では私)の業務軽減のために報告用の様式の刷新に取り組みました。システム思考による業務改善を試すいい機会にもなりました。
上手くいけば、市内全中学校の給食担当の方(だいたい教頭先生)、そして市教委の担当の方の業務軽減につながるはずです。11月から全中学校で導入されます。
新しい報告用アプリ(エクセル)を使用することで空いた時間は授業見学に使いたいです。

出張届作成アプリの運用【制度設計】90%
これまで作成方法が人によって違っていたので、そこを統一しました。一つのエクセルに入力してもらうことで、誰がいつ出張があるのかを誰でもいつでも確認できるようにしました。
バラバラのデータは使い勝手が悪いですが、集約するといろんな事に使えると改めて実感できました。
ついでに職朝メモにその日の出張者を自動的に表示できるようにしたので、届への入力と同時に全体への共有もできるようになりました。少し前なら全体共有のために教頭が黒板に板書していたのですが、それも必要無くなりました。
本校で実用性が認められれば、これも市内全中学校での使用を目指したいです。転勤しても出張届の作成方法が同じなら、ほんのちょっとだけかもしれませんが、転勤時の負担を軽減することができます。
以上、この半年に取り組んできたことの中で大きな取組みを見てみました。
全体的に見てみると、制度設計に偏りすぎかなと感じています。新しい制度にするのはいいのですが、気持ちがそれについてこないと、負担感が倍増します。もっと職場のみんなの意識改革にも丁寧に時間をかけていきたいと思います。
ただ職場の受け止めは良い感じです。1学期始めは急激な制度変更からの不満も出てきましたが、今では順応してもらって成果も出始めています。着任1年目としては、自分史上最速です。
改めて、自分がこれまで教諭時代に一緒に頑張ってきた仲間がいることが、めちゃくちゃ大きな財産になっていると感じています。もう感謝しかありません。
残りの半年でやるべきことは、やり残している事に取り組むことと、取り組んだことの定着です。周知したからと言ってすぐに定着するわけではありません。新しいことを作るのも大変ですが、それを定着させるのも同じくらい大変です。
今年度新しく始まったことが次年度の「当たり前」になるように、また楽しみながら頑張りたいと思います。