40 成長を続ける大人になるために

教師のマインドセット

令和の働き方」に向けて、できることはたくさんあります。みなさんの学校では、どんな取り組みをされているでしょうか。

これまでの常識を打ち破って、新しいことに挑戦するには想像以上に勇気と根気がいります。その土台となるのは、「コンフォートゾーン」です。

「取組んでみたものの、周りの目線が冷たすぎる…。」なんてことになると最悪です。

こんにちは。BigWaveといいます。公立中学校の現役教頭です。奇妙な生態を持つ教師「教頭」。そんな「教頭先生」の頭の中を公開します!

  • コンフォートゾーンが無いとチャレンジできない。

最近よく聞く「コンフォートゾーン」。コンフォートゾーンの外にある「ラーニングゾーン」はチャレンジ領域です。

ラーニングゾーンではこれまでにないことに触れ、自分の経験とし、結果的に自分のコンフォートゾーンを拡大していくことになります。成長はラーニングゾーンで起こります。

でもストレスフリーな快適領域であるコンフォートゾーンに比べ、ラーニングゾーンには危険も伴います。多少のリスクを背負わないと、学びは起こらない訳です。

でも、わざわざ危険な(居心地がよくない)場所に行く人はいないです。

まして子どもなら、しんどい場所に行って自分の成長を実感する経験が希薄なので、コンフォートゾーンを出ることに何のメリットも感じないかもしれません。

あえて居心地がよくない場所に出ていくには、好奇心が最大の動機になります。続いて、その意味(特にメリット)をしっかり理解できればなお良いです。「まずはやってみたらいい。」では動けない子どもはたくさんいます。

次に思い切ってチャレンジしたら褒めることも大事です。それが失敗であれ成功であれ、「思い切ってやってみた。」その行為そのものを褒めれば、次の挑戦につながるはずです。

成功したものは褒めて、失敗したものは褒めない、なんなら怒られることさえあるのなら、その子どもは一生大人の価値観に縛られることになります。VUCAの時代を生きていくには、新しい価値観を更新していかないと太刀打ちできないことはよく言われることです。

大人も同じです。

令和の働き方」を試行錯誤するには、新しいチャレンジが必要です。つまりラーニングゾーンに飛び込むことになります。大人はすでに古い価値観に縛られています。そこから抜け出すのは、かなりの努力が必要になりそうです。

大人がラーニングゾーンに出ていくための安寧の場「コンフォートゾーン」はどこになるのでしょうか?みなさんのコンフォートゾーンはどこにありますか?

職員室で新しい試みをするのなら、コンフォートゾーンも職員室内にあった方が効果的です。それを形作ってくれるのが職場の心理的安全性なのだと思います。

ラーニングゾーンでどんな自分に出会えるのか、それをできるだけ具体的にイメージできれば、チャレンジする子どもたちも増えそうです。そのイメージを伝えるためにも、教師が率先してコンフォートゾーンから抜け出さないといけません。

成長を続ける大人」ってカッコいいと思いませんか?

コロナ対策で多くのことがいきなり方向転換しました。班活動や給食指導、ICT活用、クラブの大会運営まで、急激な方向転換でした。これが良い経験になりました

急でも方向転換できるんです。それにみんな対応できるんです。この経験を特例にとどめておくか、これからのスタンダードにしていくか、それはみなさん次第です。

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