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職員室での働き方



01 前回
トップダウン」と「校長先生による決定」、そして「ルートがよく分からない細かい決定」、職員室にはこの3つの意思決定ルートがあります。

これを「うまく機能している」から「変えなくてもいい」と捉えるか、「この中から改善点を見つけだして、もっと仕事をしやすくする。」と捉えるかで、行き先が大きく変わってきます。みなさんはどう思われますか?

どうも、こんにちは。BigWaveといいます。どこの職員室にもいる「教頭先生」。他の先生たちとは違う、奇妙な生態を持つ教師です。そんな「教頭先生」の頭の中を公開します!

  • 時短を行い、より重要なことに時間をかける。

みなさんの職場にも3つのルートがありますか?私はこれまで5校で勤務しましたが、全ての学校に3つのルートがありました。

加えて、20年前からほとんど変わらず運用されています。

これを課題と捉えると、「教師の自己肯定感向上」「生徒への指導力向上」「効率的で充実した会議の運営」につながる改善を進めることができると思っています。

結論から言えば、「決定権を分散移譲し、決定から実行までの時間を短縮する」です。

そして時短で生まれた時間をより有意義な活動に使えば、いろいろなチャレンジに繋げられます。

とは言え、学校での意思決定権は校長先生にあります。やりたいことがあれば、校長先生からOKをもらう必要があります。

そう考えるとかなりハードルは高いようにも感じます。

提案する方も大変ですが、何より校長先生が一番大変になります。

しかし一方で、3つのルートのうちの「ルートがよく分からない決定」においては、校訓などの教育目標や校長先生の学校運営方針に沿って立案され、そのまま実行されます。

具体的に校長先生に提案して直接意思決定してもらっていない場合がほとんどです。学年の取り組みや生徒委員会活動の内容、部活動運営などがそれにあたります。

そう考えると「ルートがよく分からない決定」は「共通目的に即した個々の決定」と捉えられます。

この意思決定ルートが実際に機能しているのなら、2つ目のルートの「校長先生による決定」で行われている取り組みについても、できるだけ多く「共通目的に即した個々の決定」に移行できるように思います。

例えば「文化祭」についてなら、担当する人たちで最終案まで決定すればいいのです。人数が少ない方が、いろいろと実のある議論ができます。

ただここでやっぱり気になるのは、最終案まで決めたとしても、その後に色々な質問が襲い掛かってくるという心配です。

この心配の解消について、次回は見ていきます。

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