一昔前、前に立った有識者の方が1時間以上ひたすら話続けるのが「研修」と思っていました。でも…、多少興味がある分野であっても、寝てしまう。そんな経験ありませんか?
せっかく専門家を呼んできたのに、先生方のモチベーションが全く上がらない。現場での実践にもつながらない、そんなことありませんか?
最近よく聞く「研修観の転換」について、きちんと学ぶために「研修をマネジメントする研修」を受けてみました。
こんにちは。BigWaveといいます。公立中学校の現役教頭です。奇妙な生態を持つ教師「教頭」。BigWaveのアジトはそんな「教頭先生」の頭の中を公開する教頭ブログです。

→研修をマネジメントするための研修
新年度に入ると恐ろしい量のメールが学校に届きます。昨年の4月、大量のメールを処理する中で1つの研修案内を見つけました。
NITS(独立行政法人教職員支援機構)主催の「令和7年度研修マネジメント力協働開発プログラム」です。ちょうど研修のやり方に大きな課題を感じていたところだったので、飛びつくように応募しました。
めちゃくちゃ興味がある分野なら、2時間の講義形式の研修でも問題ありません。モチベーション高く、ほぼフロー状態で没頭できます。
しかし自分の専門ではない、でも仕事に関わる研修って…、眠たくなってきます。まさに生徒にとっての授業状態。別に内容を軽視しているわけではないんです。でも…。机に突っ伏して寝ていた生徒の気持ちが痛いほど分かります。
令和に入ってから、世の中の変化が一気に加速していると実感しています。そのタイミングで教務主任や教頭になり少し広い視野で物事を見るようになり、大人も学び続けないとすぐに化石化してしまうと考えるようになりました。
個々に危機感を感じている先生方は各自で学びを進めていると思います。でも学校現場で、教職員全員の学びを押し上げることができるのは研修です。
教育業務を進めていくために必要な考え方やノウハウ、スキルなどを、全員が研修で学ぶことができれば、時代の変化に対応できる持続可能な職員室になれるのではと考えるようになるようになりました。
ところが、令和6年度に着任した学校には校内研修の文化がほとんどありませんでした。
それが分かった瞬間に、私がこの学校に来た目的が「先生方が自分たちで学ぶ土台(意識・制度・風土)を職員室で醸成していくこと。」になりました。
それからほぼ1年間、色々と取り組み続けてきたのですが、やればやるほど課題が見つかりました。そんな時に、NITSの研修案内を目にしたので、まさにこれって感じでした。
この研修は全3回。すべてオンラインで、第1回は6月11日・12日の終日2日連続です。第2回は10月6日の午後、そして第3回は2月26日終日に行われました。年度初めに全ての日程が決められているので、業務との調整はしやすかったです。
令和7年度の参加者は日本全国から集まった144名です。私が参加した研修内でのグループセッションでは、栃木県・福岡県・新潟県・徳島県・熊本県・広島県・千葉県の方々と意見交流させてもらいました。

集まったメンバーは、当たり前ですが主に学校(小・中・高)や教育委員会で研修に関わっている方がほとんどでした。それ以外に大学の先生や大学院生も参加されていました。教頭で参加されていたのは私を含め3名でした。
この研修の目的は、「研修観の転換に関する正しいことを広めること」ではなく、「研修観の転換を参加者と協働的に開発し、実践的なコミュニケーションを醸成していくこと」とされているので、意見交換や各自の取組みの共有を気軽にすることができました。
これほど多様な地域と立場の方と学校での研修についてじっくり意見交流するのは初めてでした。
しかも自主研修なので、参加者は研修に課題意識がある方ばかりです。話をお聞きしていて刺激しかありませんでした。とても学びのある研修で、参加して本当に良かったと感じています。
研修に関してお悩みの方はぜひ参加することをお勧めします。
令和7年度の募集の事務連絡は、教育委員会からは4月1日に発出されていました。忙しい時期なので、興味のある方は見逃さないようにしてください。
研修の内容や研修を踏まえて私が取り組んだ内容などは、また後日ブログに挙げていこうと思います。