08 生き残る教師 その2

教師のマインドセット

その1
前回、「教師もAIによって代替えされるかもしれない。」ということを書きました。

教師として生き残るには、まずは「教師はクリエイティブな職種だ」と認識することが大事です。

みなさんの職場で、先生方はどのようなクリエイティブさを発揮されていますか?

どうも、こんにちは。BigWaveといいます。公立中学校の現役教頭です。どこの職員室にもいる「教頭先生」。他の先生たちとは違う、奇妙な生態を持つ教師です。そんな「教頭先生」の頭の中を公開します!

  • 教えたいことを教えない教師

これまでの講義形式の授業で、教師がクリエイトしていたのは、「教師の仕掛けにより、いかに生徒の理解を深めるか。」でした。

そこでは2種類の役割しか想定されていません。「教える側」と「教わる側」です。

教える側」から「教わる側」に知識を伝達させるのが授業でした。

しかし「主体的・対話的で深い学び」や「探求学習」には多くの役割があります。

ここで生徒は「教わる側」ではなく、主体性のある「学ぶ側」となります。またバズ学習などにみられるように、生徒は同時に「教える側」にもなります

生徒が主体的で対話的になる時、教師の役割は「教える」ことではありません。

教師はファシリテーターとなり、生徒の対話を促し、好奇心をかき立てる仕掛けをベストなタイミングで提供するのが主な役割になります。

また探求学習に取り組めば、必然的に視野は学校の外に向けられます。

探求学習の目的は、これまで培った知識と経験を元に、SDGsなどの視点から課題を発見し解決する最適解を見出すことです。

ここでも教師の役割は「教える」ことではありません。

生徒たちが自らの力で目的に到達するために、教師に求められるのはコーチングです。

これまで教師はティーチャーでありカウンセラーでした。今後はこれに加え、ファシリテーターでありコーチであることも求められます。

ちょっと…多すぎですよね

10年前は、生徒が一人1台のPCを持つなんて想像もしていませんでした。10年後の学校はどうなっているのでしょうか。

理想とする5年後、10年後の自分になるために、今年度の残された期間に何に挑戦しますか

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