新年度が始まって2週間ですね。年度初めにやることがまだまだたくさん残っているのではないでしょうか?
さて、私事ですがこの度転勤しました。しかも「広域人事交流」の名のもとに、なんと他市への転勤です。
他府県では市をまたいだ転勤もあると聞いたことがあるのですが、大阪ではほとんどありません。
しかも前回の転勤からまだ1年しか経っていなかったので、もうビックリ。
こんにちは。BigWaveといいます。公立中学校の現役教頭です。奇妙な生態を持つ教師「教頭」。そんな「教頭先生」の頭の中を公開します!

- 繋がりってすごい!
- 「あきらめる」ことの大切さ
3月22日終了式の日。他市への転勤の知らせをもらいました。
この学校に来てまだ1年。思い残すことを山ほど抱えながら、猛烈に引き継ぎ作業に取り掛かりました。(この辺りのあれこれはまた今度)
さて、やってきました4月1日。新しい学校に着任しました!
これまでの市内転勤では、同期の先生やどこかでご一緒した先生、クラブつながりの先生など、知っている先生が必ず複数名いました。
でも今回は違います。他市転勤恐るべし。ものの見事に全員知らない方ばかりでした。
市をまたぐ人事交流ということもあってか、校長会でのご挨拶、教育委員さんへのご挨拶を立て続けに行いました。
初めの2週間で職場・市教委・地域合わせて知らない大人100人位に会いました。こんなの20年以上ぶりです。やっぱりちょっとメンタルが揺らぎました。
そんな中で、数名の先生から「BigWave先生のこと聞いてますよ。」と声をかけてもらいました。
聞けば、前任校の同じクラブの顧問の先生から私のことを聞いたそうです。
知らない人100%と思っていたので、このつながりはオアシスのように、私の緊張感をほぐしてくれました。
感謝感激。○○先生!△△先生!ありがとうございました!救われました。
一方、業務の方はというと、初日はPCやらgoogleアカウント、メール、校務支援システム、ファイル移行アプリ等のIDとPasswordの確認に右往左往していました。
業務の流れも「違う」ということすら分かりませんでした。無事メールを閲覧できた時には、すでに50件を超える未読メールが溜まっていました。
そして毎日届く市内の連絡便が、処理を待って積み重なっていきました。
次のアクションが分からなさ過ぎました。キーボードの右側に置いていた書類を左側に移動させている自分がいました。思考停止している自分に笑うしかありませんでした。
教頭というポジションもあってか、先生方も分からないことを聞きに来ます。残念ながら私にも全く分かりません。
そして分からないことを教えてもらうための市教委の担当者が分からないので、市教委の電話番号を調べるための携帯の使い方が分からない。といった状態です。
人間は新しいことをすると脳が活性化するそうですが、今回はちょっとやりすぎです。怒涛の2週間。人生で一番長く感じた2週間でした。
人間、しなければならない事ばかりしていると気が滅入ってきます。
「やりがい」も感じられないまま達成感もなく、ただ目の前の仕事に追われるのは不幸でしかありません。心が削られてしまいます。
こんな状況に陥ったからこそ磨かれたスキルがありました。
それは「あきらめる」です。
全集中で仕事に取り掛かりますが、分からないものは分からないのです。できないことはできないのです。「それでいい。」と思うようにしました。
幸運にも市教委の方も職場のメンバーも、快く私のために時間をかけて教えてくれる方々でした。
聞きまくって、教えてもらいまくって、感謝しまくって、なんとか2週間やってこられました。

悪いことばかりではありません。元々、職場改善と人材育成をやりたいと思い教頭になりました。
でも2つ前と1つ前の学校では1年しか取り組み期間がありませんでした。
しかし3度目のチャレンジとなる今回の学校では、なんと2年が確約されています!2年を見通してチャレンジできることがメチャうれしいです。
やりたい事をするために、まずは目の前にある大量の書類とメールに残っている60件の未読メールを片っ端から片付けてきます!
今の目標は、「教頭通信第1号の発行」です!
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