職員室は先生方が一息つける空間です。心理的安全性が高いと落ち着く場所になります。
でも机の上や窓際のロッカーの上に、何年も放置された書類がどっさり…。ロッカーで窓がふさがれている…。そんな光景は広がっていませんか?
こんにちは。BigWaveといいます。公立中学校の現役教頭です。奇妙な生態を持つ教師「教頭」。そんな「教頭先生」の頭の中を公開します!

- きれいな職員室で気分も一新
先生方は出勤して教室に上がると、なかなか職員室に帰ることができません。
職員間で心理的安全性を高めていたとしても、教室では一人でやりくりしなくてはいけません。
そんな中でやっと戻ってくる職員室は、過ごしやすい空間であってほしいです。
公立学校の職員室なので、外資系のおしゃれオフィスみたいにはできません。でもいろいろと工夫はできそうです。次のような取り組みはどうでしょうか。
- 机上整理を強く推進する。
机上に山のように本やプリントを積んでいる方がいます。
「半年触らなかった資料はこの先半年も触らないでしょうし、1年間触らなかった資料は捨ててもいい。」
くらいの勢いで、先生方に机上整理をお願いしてください。すでに積み上がっている方は、もうそれが習慣づいているのでかなりの強敵です。
- ちょっとした作業や打ち合わせができる場所を確保する。できれば木目調で。
古い教卓に100均でも売っているような木目調のシートを張れば、キレイなスタンディングミーティングスペースの出来上がりです。
気を抜くとすぐに物が置かれるので、先生方とも使用方法を共有必須です。
- 定期的な掃除をする。
本校では教頭が仕事をさっと片付けてお掃除…と言いたいところですが、スクールサポーターさんがササッと動いてくれています。
前任校では校務員さんや事務員さんがしてくれていました。ありがとうございます。
- 太陽光を確保する。
窓を拭くだけでも効果抜群です。
でもいろんなものが積み上げられていて太陽光がさえぎられている、なんてことはありませんか。
照度が低いだけでなく、積み上げられたロッカーは圧迫感も感じます。
防災上の観点からも積み上げは避けた方がいいです。
- 導線を確保する。
コピー機やロッカーを機能的に配置し導線を確保します。その結果、何もない空間が広がれば最高です。
- カギの管理
カギを分かりやすいように壁に掛け、不要なカギを見つけ出し廃棄します。
どこの学校にも用途不明の膨大なカギがあると思います。建て替える前の古い校舎の合鍵セットなんかは、置いておくだけ無駄です。

- おまけ:自己研鑽を推進する。
職員室の壁に他校の研究授業の案内や各種研修・勉強会の案内を掲示して、自主的な学びの機会を提供します。
学校は閉鎖的になりがちですが、職員室で視野を広げる機会が提供できれば最高です。
と言う私も、ちょっとずつですが職員室の環境改善に取り組んでいる真っ最中です
最近、何もないスペースが広がったので、観葉植物を置いてみたいと考えています。
何をするにしてもお金が必要ですが、ここは教頭の腕の見せ所です。
「理想の教職員集団」には「理想の職員室」がお似合いです。
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