もうGIGA端末の扱いには慣れましたか?ICT活用に加え、「主体的・対話的で深い学び」とか「探究学習」、「教科横断」、考えることは山積みです。
加えて生徒が「生きる力」を身に付けていく、そんな授業にしてくださいと言われています。どれもこれも、自分が生徒時代には経験したことがない授業が求められています。
こんにちは。BigWaveといいます。公立中学校の現役教頭です。奇妙な生態を持つ教師「教頭」。そんな「教頭先生」の頭の中を公開します!

- 根っこは同じ。生徒といっしょに成長する。
初めて「アクティブラーニング」とか言われたときは、正直、「???」でした。みなさんはどうですか?
はるか昔、経験のないバドミントンのクラブ顧問になりました。あの時も「???」な状況でした。やったことがないスポーツをどう教えるか?しかも3日後から。これぞまさに無理難題。
全く知識がないので、見事なまでに何も思いつきません。結局、経験のある別のスポーツの練習をしたり、本を読んだり、知り合った別の学校の顧問の先生に教えてもらいました。
かなり時間がかかりましたが、試行錯誤しながら、徐々に練習が成果に結びついていきました。試合でも勝てるようになっていきました。そんな経験もあってか、そのまま部活動にのめり込んでいきました。
話を戻します。「主体的・対話的で深い学び」はこれからの社会を担う上で必須だと思います。でもその力をどうやって育成していくのか、「???」な方も多いと思います。
それもそのはず、今教職についている方は全員、義務教育で「主体的・対話的で深い学び」を経験していません。
このブログでは、「働き方改革」や「授業改善」に焦点を当てて、いろいろと書かせてもらっています。
「2つのトピック」と思いがちですが、根っこは同じものです。どちらも「主体的・対話的で深い学び」が土台となります。
授業で生徒に「主体的・対話的で深い学び」を体験させようとするなら、教師がそれが何なのかを分かっておく必要があります。教師自身が分かっていなかったら、授業はどうなるのでしょうか?
経験のないスポーツの部活動を担当した時のように、分かっている風を装って、だましだましにやっていくのでしょうか?
その一つの解決策として考えているのが、「教師が成長できる職場」です。
「主体的・対話的で深い学び」は今後重要な能力なのではなく、今現在においても重要な力のはずです。
学校という職場で、教師が「主体的・対話的で深い学び」を自分たちで体験し、理解し腑に落としていくことができれば、子どもたちにも自信をもって話をすることができます。
でも何をしたら、教師が主体的・対話的になれるのでしょうか?みなさんの職場では、どうやっていますか?
一つの例ですが、学校にある「当たり前」を考えることだけでも「主体的」になれます。それについて他の人と意見交流すれば「対話的」にもなります。その結果、「深い学び」が起こります。
具体的な成果は目に見えにくいですが、すぐにできるのでおススメです。

また、学年や学校で担当を決め、その担当者が責任を持ってプラン作りをしていくには、「主体的・対話的」である必要があります。
「校長先生・前任者・反対意見を持っている人・発言力がある人」などに助言を聞きに行くと、多くの発見やメリットがあります。
いずれにしても、自分たちが「主体的・対話的で深い学びを実践している!」と全員で自覚しながら取り組むのがミソです。
意識して行うことと無意識に行うことでは、同じことでも結果は大違いです。
職員室で「学びあい」「集団づくり」ができれば、経験と自信に裏打ちされた授業実践に繋がると思います。
理想論過ぎますかね?
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