新年度がスタートして早3週間。みなさん、どうお過ごしですか?
4月は超繁忙期ですがピークはもう脱して、授業も始まっているかなと思います。
日常の教育活動が始まって一安心ですが、来年の4月、再び同じことが繰り返されます。これってどうにかできないのでしょうか?
こんにちは。BigWaveといいます。公立中学校の現役教頭です。奇妙な生態を持つ教師「教頭」。そんな「教頭先生」の頭の中を公開します!

- 「4月は忙しい」を改善しようと考える
自治体によって多少異なると思うのですが、例年1学期の始業式は4月8日あたりになります。4月1日に「よーいドン!」でスタートしてから1週間しかありません。実際に動けるのは平日のたった5日間です。
この5日間ですべきことは山のようにあります。校務分掌の確定などこの先1年間の基礎となる形をこの5日で作る必要があります。新転任者にはオリエンテーションが必要です。校長先生が新しく来られる年は、さらに忙しさに拍車がかかります。
学年やクラスでも準備が必要です。クラスの確定や教室準備、始業式で配る教科書やプリントの仕訳、当面の予定とその準備などもしておく必要があります。
これらを5日でやりきるのは至難の業です。
なのですが、最近は加えてICT関係の業務がドカッとのしかかってきます。
GIGAスクールと校務のICT化が進み、とても便利になりました。実際、先週行ってきた万博への校外学習ではChatで即座に情報共有ができ、非常に助けられました。
ただその便利さの代償に、その準備が4月の超繁忙期に重なってしまいます。
教師用・生徒用デジタル教科書のインストールやMEXCBTとの連携等少し待ってもらえるものもあります。しかし校務用PCの設定、連絡アプリの更新と登録、新入生へのアカウントと端末配付準備等はやはり始業式までに準備しておく必要があります。
こうやってリストアップするだけでも気が重くなってきます。もともと時間が足りないのに、どこにそんな時間があるのでしょうか?時間を作るために、みなさんの学校ではどうされていますか?
これまで勤務してきた学校では、時間外勤務でカバーしていました。今も同じです。「仕方がない。」でやってもらっています。これをどうにかしたいです。
年度当初の研修や会議の時間を削っている学校もあるかもしれません。
クラスの確定やアレルギー対応、入学式の準備等、絶対に外せない業務があります。一方、授業改善の研修や心理的安全性を高める研修等、令和の職員室に向けての新しい取組が、二の次三の次になってしまいます。
とは言っても、始業式後に研修ができる時間が十分あるかと言えば、その時はその時で、放課後は何かしらの行事や定例会議で埋まっています。
毎年同じことの繰り返しです。この問題を解決するには何をどうすればいいのでしょうか?

大きく4つポイントがあると思います。
1.今の状況が問題だと捉える。
2.4月8日スタートを変える。
3.業務内容を軽減する。
4.業務を分散する。
それぞれについて詳しくは次回見ていきたいと思います。
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