15 年休取りやすいですか?

職員室での働き方

みなさんは、どのくらい年休を取られていますか?正直、年休を取るのって、ちょっと緊張しますよね。

年休を取りやすい職場でありたいと思っているのですが、現実はまだまだ道半ばです。

どうすれば、年休を取りやすい職場になるのでしょうか?そもそもなんのために年休はあるのでしょうか?

どうも、こんにちは。BigWaveといいます。公立中学校の現役教頭です。どこの職員室にもいる「教頭先生」。他の先生たちとは違う、奇妙な生態を持つ教師です。そんな「教頭先生」の頭の中を公開します!

  • 年休で体も心もリフレッシュ

年休(年次有給休暇)を取るってどんなイメージですか。

私自身、ほんの数年前まで、「年休は体調が悪くなったら取る。」くらいのイメージしかありませんでした。

たしかに、そういう年休の取り方もあります。でも、年休がある本当の理由は別にあります

年休は本来、心と体の健康を維持するために取得するものです。年休取得の許可は管理職の判断となりますが、年休取得に特に理由は必要ありません。取得理由は自由です!

しかし、学校運営上支障があると判断された場合は、年休取得日の変更を管理職が提案する可能性もあります。

まぁ、これまでそういう事例は見たことがありませんが。

運営上大きな支障は無いにしても、人が一人減るので、周りに影響が出るのは間違いありません。

計画的な年休なら、事前に業務を調整するなど、できるだけ業務遂行に大きな影響がない状況にしたうえで取得する必要があります。

でもコロナやインフルエンザなど、現場が大変だけど休まなければいけない時もあります。先生たちの子どものクラスが学級閉鎖になることもよくあることです。

そんな時でも現場で対応される方の負担を最小限にできるように、自習課題の用意など、できることは事前に準備しておくことが大事です。

休んだはいいものの、全てお任せ状態が当たり前になると、いきなり対応しなければならない側は「年休を取られること」に嫌悪感を抱いてしまうようになってきます。

できるだけ業務遂行に影響がない状況には、 下の3つの視点があります。

1.業務遂行人数を確保:学年内で同じ日に年休取得が重ならないように事前に調整する。
2.年間授業時数を確保休む日と勤務日の授業を入れ替え、年間の総授業数が変わらないようにする。※調整が難しい場合は自習課題を用意する。
3.心身の健康を確保:心身ともに健康でいるために、効果的に年休を取得する。

現場の人手不足を考えると、これらが全て成立するのはちょっとハードルが高いです。

だからと言って、「周りに迷惑がかかるから休まない。」となってしまうと、職員室はいつまでたってもブラックです。

まずは、これらのことを職場のみんなで共有し、お互い念頭において行動すれば、「お互い様」精神が育まれ、年休の取りにくさは徐々に無くなっていくと思います。

授業の入れ替えを行う場合は、他の先生が数コマ先まで授業準備をしていることが前提です。

もちろん、見通しを持った授業計画テストからの逆算で授業を作ることを考えれば、数コマ先の授業はできているものと思われますが、正直みなさんの職場ではどうでしょうか

一方で、業務遂行に支障が出ない状況にするには、一定のスキルが必要です。

1.時間割操作スキル   
2.スケジュール管理スキル   
3.コミュニケーションスキル

これらのスキルが働きながら身につけていけるような職場なら、年休がさらに取りやすくなります。

年休は基本的に年間20日あり、給料が発生する有給休暇です。

その年に使いきれなかった分は20日を上限として翌年に繰り越されますが、それ以上の分は消滅してしまいます!

働くだけでも、心身ともに疲れてきます。生きている以上誰でも「いつも通り」ではないタイミングもあります。

そんな時に、お互い様の精神でさらっとうまくフォローし合える職場であれば、休む方も安心して休むことができます。

そんな職場が良いと思いませんか?

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